美容室のホームページを10件ほどピックアップし、ホームページ制作会社である弊社株式会社KOPが分析しご紹介します。

ホームページで集客を狙う美容室のオーナー様や、美容室のサイト制作を担っている業者様のお役に立てば本望です。

いや、この記事がキッカケとなりうちにご依頼が来れば本当の本望です。

美容室サイトをホームページ制作の視点で調査

どんな美容室ホームページがあるか

美容室ホームページの参考例として、調査対象の中から4つ挙げます。
選考基準としては、デザインがいい感じのものを独断で選んでみました。

ちなみに、画像直下の文字は「ページタイトル」です。SEOでは重要な要素なので、参考までに記載しておきます。
※「ページタイトル」は画面ショット取得時のサイトトップページのものです。

GIFT | 東京都渋谷区
GIFT
MINX | 東京に複数店舗
人気ランキング1位のカット技術-表参道銀座原宿の美容院MINX
ORIGAMI | 長野県長野市
ORIGAMI | 長野のヘアサロン・美容室
HUHA | 岐阜県に複数店舗
北方・岐阜の美容院/美容室 HUHA(ヒューハ)

よくあるページ/コンテンツは

美容室のホームページによくあるページ/コンテンツは以下の6つでした。

  • コンセプト
  • メニュー/料金
  • スタッフ紹介
  • スタイル
  • サロン情報/アクセス情報
  • ブログ

美容室サイトをホームページ制作の視点で分析

KOPの見解

デザインについて

参考に挙げた4サイトはあくまで一例ですので、業界全体の傾向とは言えませんが、やはりオシャレ/スタイリッシュなホームページが多い印象。
ページ読み込み時やスクロールの際に動き(アニメーション)があるホームページも多く、デザインにはこだわっている店舗が多いようです。

ただ、動きが複雑で、そのせいで読み込みが遅かったり情報を探しにくかったりと、使い勝手が悪いのでは?と思うホームページも多々ありました。

「オシャレすぎてついていけない…」と思われないよう、使いやすさと見やすさには配慮したいところです。

予約について

「予約」は、主にホットペッパービューティーなどの外部サイトへのリンクが多く、ホームページから直接予約できるパターンは少なかったです。

ホットペッパービューティーをはじめとする「外部予約サービス」のメリットは多々あると思いますが、店舗ホームページから直接予約を取れる仕組みを整えていった方が、中長期目線で見ると断然得策です。

ホームページに予約機能を設けることは、初期導入費用は結構かかりますが、月額無料で運用できるものもあり、場合によってはコスト削減につながります。もちろん、予約ごとの手数料は発生しません

スタイルについて

ホームページに費用をかけているかどうかが特にわかりやすいと感じたのがこの「スタイル(ヘアカタログ/Look Book)」というコンテンツでした。

予算を結構ぶっ込んでいそうなところは機能が充実しており、「ロング」や「ショート」などの条件でヘアスタイルを検索することができたり、そのスタイルを実際に誰が手掛けたかがわかるよう、担当スタッフの情報も掲載されておりました。

結論から言うと、「スタイル」の掲載は、おすすめです。

もちろん管理/掲載する手間は発生しますが、その上でもおすすめする理由は以下2点です。

  1. サイトコンテンツが増える(SEO対策の観点)
  2. 顧客がなりたい髪型をイメージしやすい

2に関しては、インスタなどでも掲載できるので、主な理由は1です。

SEO対策として「サイトコンテンツを増やす」という施策の代表は「ブログ」ですが、これは記事を書くこと自体が得意でない方にとってはなかなかの苦行です。

その点、美容師の皆さんにとって「スタイル」を生むことは日々の業務であり、得意分野のはずです。
これをホームページ集客に利用しない手はありません

スタッフ紹介について

「スタッフ紹介」は多くの美容室のホームページに共通して見られるコンテンツですが、見せ方に違いがあるようです。

  • 集合写真のみ
  • 1ページの中でスタッフを個別に紹介
  • スタッフ毎に個別にページがある

「スタッフ毎の個別ページ」は、管理コストもかかるので、ここまでやる必要性は薄いと思います。

ただし、スタッフ一人一人を個別に紹介することは大変重要だと考えます。

理由としては、「写真でまずどういう人か知りたい」という新規顧客のニーズに応えられる点、また、そのスタッフの「ひととなり」がわかっていれば安心感の獲得や、会話のネタになる可能性もあります。具体的には、出身地や趣味、好みなどの個人情報です。

また、お店のファンは実質的にスタッフのファンということが多いかと思います。

ホームページ集客の究極的な目的は、「ファン層」の獲得です。
リピート率が高く、予約キャンセル率の低い顧客層を獲得できれば、ホームページが店舗経営にもたらす効果は大きいと言えるでしょう。

KOPならこういう提案をします

SEOはほどほどに、MEO(Googleマップ対策)を重視

Googleで「地名 + 美容室」で検索しても、上位はほぼホットペッパービューティなどの総合サイトです。

例えば、実際に『代官山 美容院』で検索したところ、9件目にようやく店舗ホームページが表示されました。
その上はホットペッパービューティ、オズモール、楽天ビューティ。

「地名 + 美容室」のSEO対策をしても、もはや無駄でしょう。

しかし、上記の表示順序は、検索結果画面の一部であり、この通常検索結果とは別に「広告」と「Google マップ」が表示されます。

『代官山 美容室』でGoogle検索した結果

狙うべきは、青で囲った「Google マップ」の検索結果です。

こちらであれば「地名 + 美容室」の検索でも、1ページ目に表示される可能性がまだあります。(ちなみにSEO対策で頑張っているのは赤枠の表示エリア)

Googleマップに表示されるにはまず「Googleマイビジネス」というサービスに登録する必要があります。
こちらは、専門知識がなくてもある程度の運用は可能ですので、まだ登録していないオーナー様はすぐに登録した方が良いです。

髪のお悩みを解決に導くようなブログ記事を

上のトピックで「地名 + 美容室」のSEO対策は無益!と言い切りましたが、SEO対策そのものが無益なわけではありません

「地名」ではなくお客さんの「お悩みワード」でSEOを狙うことで、集客が見込めます。

お悩み解決を目的に検索するユーザーは、分野問わず非常に多いです。
例えば『メタボ 改善』『子育て コツ』『口 くさい』などです。
美容室関連であれば、『天パ セット』とか『うぶ毛 目立つ』とかでしょうか。

こう言ったお悩みに対し、解決に導くような情報をブログに書きます。
お悩みキーワードは「地名 + 美容室」の王道キーワードに比べ、はるかに勝算があります

お悩み検索したユーザーに対し、ブログで最適な解決策を提示し、「この人(お店)に対応してもらいたい!」と思ってもらうことができれば予約にも直結します。

この施策を実際にやっているケースを発見しました。

この「KATO TAKASHI」なるサイトでは、「朝、寝癖を直す時間を10分短縮する髪質改善縮毛矯正とは?」という記事で「寝癖」というお悩みに対する改善策を提示しています。

ちなみに『寝癖改善 カット』と検索した結果、2件目に表示されておりました。

髪に関するお悩み解決はまさに美容師の土俵であり、その豊富な知識を活かすことでお店の集客を強化することが可能です。

店舗ホームページ経由の予約を一番お得に

ホームページの集客力がそれなりに強化されてきた段階が、「脱・ホットペッパービューティー計画」を実行にうつす頃合いかもしれません。

「公式HPでお得なクーポン配信中」などを積極的に発信し、ホームページ限定のクーポンを配布すると良いでしょう。

限定クーポンは、そこから予約をする強力な理由となり得ます。
これはホームページでなくても、公式LINEでもインスタでも良いです。
ポイントは、有料の外部サービスを通すことなく、顧客と直接繋がることです。

一番の目的は、外部サービス利用による手数料の削減です。一件一件の手数料は少額かもしれませんが、年間で換算するとなかなかの額を叩き出していることでしょう。
長期目線での利益率アップのためにも、早い段階で視野に入れておいた方が良い施策です。

ちなみにクーポンは、ホームページやLINEなどから予約が取れるようになった段階で、徐々に減らしていき、最終的に廃止しても良いかもしれません。

「クーポンがある=お得だから」が最大の来店理由である顧客層ではなく、ファン層に徐々にシフトしていくことが理想です。

美容室のホームページ制作実績

これまでの美容室ホームページ制作実績はあまり多くはありませんが、以下事例としてご紹介させていただきます。

美容室ホームページ以外の制作実績や、会社紹介をご覧になりたい方は、資料ダウンロードから是非、PDF資料をご覧ください。

美容室のホームページ制作はKOPにご相談ください

はちゃめちゃに長くなりましたが、以上です。

実際にご提案させていただく内容は、記事に書いたものも有効かもしれませんが、店舗の現在の状況やお悩み、改善したい課題により異なってまいります。

まずはお気軽にご相談いただき、お話をお伺いできれば幸いです。
東京都内であれば、直接お伺いすることも可能です。

ご相談やお見積もり依頼、その他のご質問などは「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ。