こんにちは。日々精進している吉泉です。
今日はタイトルの通り、新人がすぐに先輩にアドバイスを求めない方が良い理由を説明いたします。
これのタイトルを見て「いや、できる先輩には出来るだけアドバイスもらった方いいだろ」と思った方も多いと思います。
仰る通り、できる先輩にはアドバイスはもらった方が間違いなくいいです。
しかし、私はアドバイスをもらう「タイミング」が非常に重要であると考えています。
タイミング次第で、折角のアドバイスの活き方が大きく変わってきます。
では、どのタイミングでアドバイスをもらった方が良いのか、
私がKOPで半年間働いた経験をもとに説明させていただきます。
すぐにアドバイスを求めない方が良い理由
まずは、タイトルに記載した答えから述べさせていただきます。
すぐにアドバイスを求めない方が良い理由は
目の前の課題の悩んでいる原因を、自分で理解することができないからです。
例)タイミング×「資料の作り方がわからない新人」
自分が取引先に提案する機会があり、新人のあなたはそのための資料を作らなければいけません。
しかし、新人のあなたは資料を作るにしても、どこから着手して良いのかわかりません。
ここですぐに、仕事がバリバリできる先輩にすぐアドバイスをもらいにいきます。
その場合、以下のような会話になることでしょう。
新人:〜〜向けに提案資料作りたいのですが、何からすれば良いでしょうか?
先輩:そこだったらそうだね、、過去に俺作った資料あるからそれと同じ構成で作るといいよ!
新人:わかりました!
一見何も問題なく、先輩が的確なアドバイスをしたように見えるかもしれません。
しかし長期的な目で考え、新人の問題解決能力を高める必要性があるとしたら、
このやりとりは、その場しのぎでしかないです。
では、新人が自分の成長のためのアドバイスをもらうためには、どのタイミングが適切でしょう?
アドバイスを求めるべきタイミングは?
アドバイスを求めるべきタイミングは、
自分が何に悩んでいるのか、はっきり言語化できるようになったタイミングであると考えています。
先ほどの例で言うと、資料を作れないにしても、すぐに着手できない理由が必ず存在します。
その理由がはっきりしないまま、アドバイスをもらっても、それを自分に納得する形で落とし込むのは120%無理です。
それに、そんな形で相談されても、先輩は根本的な解決案を提示してくれることはありません。
先輩はいくら仕事ができても、人間の心を完璧に読み取る力があるわけではないです。
新人悩みあるあるで「先輩が自分に対してまともなアドバイスをくれない」や「先輩が全く自分の面倒を見てくれない」といった嘆きを聞くことがありますが、
それは本当に先輩にしか原因がないのか、まずは自分を疑ってみてください。
悩んでいる課題の粒度が大きければ大きいほど、先輩もどんなアドバイスをすれば良いのか悩むのは必然です。
例)タイミング○「資料の作り方がわからない新人」
上記を踏まえ、アドバイスを貰うタイミングの良い例を説明します。
新人:〜〜向けに資料作りたいけど、作り方がいまいちわからないな、、
まずは今わかっている情報を整理してみよう。
先方が求めている要件と予算はわかっているな。
これであれば〇〇をしっかり刺せば、この商談はうまくいきそう。
〇〇を軸にした資料を作ってみたいけど、どう構成すれば伝わりやすいかわからないな、、
ここを先輩に聞いてみよう!
新人:先輩!今お時間よろしいでしょうか?の〜〜提案資料の件で相談したいのですが、、
先輩:いいよ!どうした!
新人:今先方が提示しているの要件と予算をまとめて、〇〇を軸にした提案をしようと考えています。
それにあたって、〇〇を的確に伝えるための資料の構成法をお教えいただきたいのですが、
何かいい方法はありますか?
先輩:そうだね、、
俺も以前に〇〇を軸にした資料作ったことあるから、それと似たような構成がいいかもしれないな。
なんで新人は〇〇がいいと思ったの?
新人:予算が1,000,000円で、要件が▲▲だったので、〇〇が一番適してるかなと思ったからです!
先輩:なるほど!その要件なら〇〇の提案すごく良さそうだね!
それだったら資料の見せ方は機能面を重点的に見せたほういいと思うんだけど、
どう思う?
新人:確かに、機能を主軸にした方が、先方には伝わりそうですね!
特に□□の機能はかなり刺さるかなと思ってます!
先輩:そうだね!それだったらこの資料と似たような構成にしたら伝わりやすいかも!
以下省略〜〜
このように、今なぜそれについて悩んでいるのか、正確に自分で把握することで、
先輩も的確なアドバイスをしやすそうですね。
まとめ
先輩からアドバイスを貰う際は、いったん自分が何に悩んでいるのかを掘り下げてみましょう。
掘り下げ方のおすすめとしては、紙に今の自分を一気に書き出すことです。
自分の頭の中を見えるようにするだけで、かなり思考が整理でき自分が何をわかっていないのか簡単に知ることができます。
ひたすら先輩アドバイスもらうより先に、自分のみでは現状解決不可能なな課題まで掘り下げて考えることを意識してみましょう!